
HPVワクチンは、2006年に欧米で生まれ、使われ始めました。
日本では、2009年10月にワクチンとして承認され、接種が始まりました。
世界保健機関(WHO)が接種を推奨しており、2024年1月時点では、140か国以上で公的な予防接種が行われています。
カナダ、イギリス、オーストラリアなどの接種率は8割以上です。
日本での接種者は近年徐々に増えています。


HPVワクチンは世界140か国以上で公的接種の対象となっており(2024年1月時点)、そのうちアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどを含む59か国においては男性も接種対象となっています。
男性がワクチンを接種することで、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながる可能性があります。
- 出典:
- 厚生労働省パンフレット
「HPVワクチンについて知ってください」
国立感染症研究所作成資料
「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン
ファクトシート追補版」より